その内定、ちょっと待った!『ブラック企業』の見分け方とぶち当たった際の対処法

パワハラやサービス残業問題など、世間で認知されてはいるものの、無くなることがないのも現状。

生きる為とはいえ、ブラック企業にこき使われて精神をすり減らすのは賢い選択ではありません。

そこで【応募〜面接】までの間にブラック企業を見分ける方法を、筆者の実体験を元にご紹介いたします。

ブラック企業の特徴

【求人の内容に不明瞭な点がある】

またまたそんな当たり前のことを…、とお思いの方もいらっしゃるでしょうが、意外とここが見落としがちなポイントです。

特に下記の事項の記載があいまいな企業はブラックである確率が高いです。

  • 給与の内訳
  • 昇給・賞与の時期
  • 交通費支給の詳細

まず給与の内訳についてですが、基本給がいくらになるかが正社員で働く上で割と重要になります。

お分かりの方もいらっしゃるとは思いますが、 基本給の額が低いことによって起こるデメリットがあるためです。

  • 賞与の額が低くなる可能性がある。
  • 残業・休日手当などが低くなる可能性がある。
  • 退職金が低くなることがある。

など、もちろん別途貰える手当てによって給与が高くなる場合はメリットにも転じえますが、手当てをしっかり支給してくれる企業は、はなから求人に記載があることがほとんどです。

また昇給・賞与の時期については、明確な記載がない企業に入ってしまうと、うやむやにされてしまい、結局『あるようでないもの』という扱いにされてしまうこともあります。

最後に交通費支給の詳細ですが、交通費全額支給や¥〇〇〇〇支給など誰が見ても間違いようがない表記であれば、さほど問題になることはありませんが、『交通費規定支給』というワードには注意が必要です。

労働基準法では会社側に交通費を支払う義務はないのだ。したがって、交通費をいくらにするのか、条件はどうするのかなどは会社側が自由に決めることができるのだ。

この自由に決めたものが「規定」となり、それに従って支給されるものが「規定支給」となる。そのために一日400円までや2キロメートル以上の距離がある場合、など限定的な条件が付くことがあるのだ。

交通費の「規定支給」とは何でしょう?
経費精算システムならDr.経費精算 より引用

面接の時までにしっかりと確認をしておかないと、思っていた額と違った場合に損をしてしまう可能性もあります。

〜筆者の体験談〜
求人内容には『交通費規定支給』とあったが、実際には交通費が支給されませんでした。確認しなかった自分も悪かったとはいえ、車での通勤は適応外など夢にも思わなかった為、確認は必要だと思い知りました。

【面接日時連絡の対応】

求人に応募をするとほぼすべての企業で面接が必要になります。メールや電話等で面接日時の約束をするのが一般的な流れになりますが、その際の担当者の対応でブラックさが垣間見えることがあります。

メールなど文でのやり取りの場合、

  • 企業からの積極さがあまりない
  • 署名が簡易的
  • レスポンスが遅い

基本的にどこも人手が足りていない昨今の日本では、面接に来てもらえるだけでも御の字であるにも関わらず、雑な対応をしてくる企業は入社後も同じような扱いを受ける可能性が非常に高くなります。

~筆者の体験談~
実際に面接日程を決めるメールのやり取りの際に、上記三点に当てはまる会社がありましたが、その時に感じた違和感は間違っていなかったです。というのも面接希望者である前に1人の『客』であるにもかかわらず、担当者の記載もなければ、返信も催促してやっと来たと思えば、忙しいので連絡できないのに何回も問い合わせをしてこないでくれというニュアンスの返信が来ました。

電話でのやり取りの場合、

  • 声のトーンが低い
  • 電話の最後に再確認をしてこない

声のトーンが低い』これは100%そうとは言えませんが、筆者の経験則では結構当たりました。

なぜかというと、これには2つほど理由があって、

忙しい為、応募の電話対応がめんどくさい

②そもそも雇う側が偉いと思っている、からです。

元々トーン低めで話す担当者である場合もなくはないですが、顔の見えない相手にそのような話し方をする人はなかなかいないですよね。

〜筆者の体験談〜
メールで応募して、メール送信後1週間後くらいに確認の電話が来たが、あまりのやる気のなさに唖然としてしまいました。まず、メールの返信が遅かったことへの謝罪等がないこと。もちろん繁忙期も職種によって異なるので、遅くなること自体は仕方ないと思いますが、社会人のマナー的にいかがなものかと思いました。そして、電話の終盤、面接の場所を問うと「うちの事務所住所なんで。え?分からないです?」との返答が。分かるわけないだろが!もうその時点で【ヤバイ会社】であることは確信しました。また、終始ボソボソ声でため息交じりでした。ここまでわかりやすいと逆にすがすがしいですね。

【職場の雰囲気が暗い】

メールや電話でのやり取りに問題がなかった場合でも安心はできません。

実際に面接に行って職場の雰囲気がおかしい、と直感的にでも思った場合はその会社への就職は考え直したほうがいいかもしれません。

例えば、

  • 上司が部下に対して声を荒げている
  • 社員が終始、異常に忙しそう

など、他にも自分が少しでも違和感を感じる事があった場合は、その直感を信じるのが得策でしょう。

〜筆者の体験談〜
面接に行った際、担当者が一度もこちらの顔を見ることなく話をしてきたこと、職場の照明が異様に暗かったことから、この会社は入らない方がいいかもと直感的に思いましたが、色々な事情がありそこに勤務したところ、その直感は間違いではなかったことが分かりました。

やむを得ずブラック企業で働く場合の防衛策

ブラックと分かっていても生活の為にやむなくその企業で働く必要がある場合は、自分の為にもある程度の防衛策が必要となります。

ホームページや求人誌等の応募時の条件を控えておく

控えるだけといえども、これが結構重要になってきます。

というのも、入社した途端に応募時の条件とは違うものに変えられてしまうことがあるからです。

給与や待遇の面での相違がある場合に、自分が元の情報を持っていないと指摘するにもできなくなってしまいます。(そんな会社はもとより指摘済みの可能性もありますが)

〜筆者の体験談〜
前に働いていた職場で、社会保険の加入条件の事で同僚が揉めたらしく、元の情報をとっておくべきだったと嘆いていましたが、筆者が控えていたものがあったので、それをもとに交渉することによって、無事に加入することができました。

働いている時間は常にボイスレコーダーを付けておく

極端ではないかと思われるかもしれませんが、ブラック企業ではいつどこからどんな言葉が飛んでくるかわかりません

パワハラにあたるようなことを日常的に言ってくる会社であれば特に効果的です。嫌な気持ちのみを抱えて仕事をするよりも、こっちは録音してあるから何でも言ってこい的なスタンスでいたほうが精神的にも楽になります。

〜筆者の体験談〜
上司が言うことをころころ変えては、部下に当たり散らしていたため、もしその火の粉が自分に降りかかってもいいようにボイスレコーダーをつけていました。結果的には何もありませんでしたが、やはり録音しているという事実だけでも、いい意味で心持が変わりました。

毎月のタイムカードの時間を写真に撮っておく

残業代が1分単位で出る企業であれば基本的には問題はありませんが、〇〇分単位というような場合は、絶対に忘れずに写真を撮る必要があります。

まず、残業代の法律上の決まりについてを簡単にご説明します。

残業には「法内残業」と「時間外労働」という2種類が存在します。

法内残業は、会社の規定労働時間以上、法定労働時間(休憩時間抜きの8時間)未満で行われた残業のことです。この残業の場合は、会社に残業代を支払う義務はありません。

しかし、時間外労働においては原則である『1日8時間・週40時間』を超えた分を支払う義務があります。

ですが、実際には支払われていない会社が多いようです。

〜筆者の体験談〜
残業代が30分単位でしか出なかったので、例え29分残業したとしても残業代は¥0でした。それを毎月のタイムカードの情報を持った上で、会社に指摘したところ残業代が支払われるようになりました。

まとめ

ここでご紹介した内容をもとに、これから働く職場や今働いている職場が『ブラック企業』ではないか一度確認してみてはいかがでしょうか。

誰にとっても働きやすく、楽しく仕事ができるような社会にしていきたいですね。

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